導入事例

公開日:
ECサイト引き継ぎ時のブラックボックスを解消、
24時間365日監視とCI/CD導入でコスト削減とセキュリティ強化へ
小規模IT体制でも「開発に集中」できる運用基盤を構築
ハウスクリーニング・家事代行・宅配クリーニングを支えるAWS基盤を、
CloudCREW の専任エンジニアが伴走支援
Case study
アクティア株式会社
- 業種
- 家事支援事業(ハウスクリーニング・家事代行・宅配クリーニング)
- 本社所在地
- 〒104-0032 東京都中央区八丁堀4-3-3 SC新京橋ビル6階
- 公式サイト
- https://www.aqutia.com/
- ソリューション
-
- ハウスクリーニング、家事代行、宅配クリーニングを軸とした家事支援事業の提供
- ECサイト「カジタク(kajitaku.com)」の運営
- 全国エリアでの訪問サービス・宅配サービスの展開
- AWS構築
- AWS監視・運用
- AWS請求代行
イオングループの家事支援サービス「カジタク」を運営するアクティア株式会社。同社はハウスクリーニング、家事代行、宅配クリーニングの3本柱で全国の暮らしをサポートしており、お客さまとの主要な接点となるECサイト「カジタク」を約8年前にAWS上で構築しています。
ECサイトの開発会社からサービスを引き継ぐタイミングで保守運用パートナーを再選定するにあたり、伴走役として白羽の矢が立ったのがCloudCREWの「マネージドクラウド for AWS」です。少数精鋭チームで運営を続ける同社で、AWSの保守・開発委託ベンダーとの橋渡しを担う松井 敏さまに、CloudCREW選定の経緯と稼働後の効果についてお聞きしました。
CloudCREWを評価した理由
Reason to value CloudCREW
- 問い合わせや相談に対するレスポンスが早く、対応もスムーズ
- 大手企業ならではの実績と運用体制で長期的に任せられる安心感
- 専門知識とスピード感の両面で社内チームを補完してくれる
解決された課題
What CloudCREW resolved
- ECサイト引き継ぎ時のブラックボックス化していた構成・運用を可視化
- 24時間365日の監視で先回りの障害対応・予防保全を実現
- CI/CD導入に伴うサーバーレス化でコスト削減とセキュリティ強化を両立
インタビュー
Interview
インタビュイー紹介
-
アクティア株式会社
IT企画チーム
松井 敏 (まつい さとし)氏 - AWSの保守・開発委託ベンダーとアクティア社内をつなぐ橋渡し役として、ECサイトの保守・改修を担当。Amazon Connect領域については自身でゼロからの構築・修正を手がけるなど、開発と運用の両面で同社のIT基盤を支えている。
※インタビュイーの所属、肩書などは取材当時のものです(2026年6月時点)。
ECサイト「カジタク」を支えるAWS基盤、引き継ぎ時の保守体制づくりが起点に
―貴社の事業内容と、松井さまの担当領域についてお聞かせください。
当社では主にハウスクリーニング、家事代行、宅配クリーニングというサービスを提供しています。ハウスクリーニングではエアコンやレンジフードなど、ご自身では掃除が難しい箇所を中心に、専門スタッフによるクリーニングを行っています。家事代行は日常的なお掃除や片付け、料理代行など、お客さまの暮らしをサポートするサービスです。宅配クリーニングは衣類や布団などを宅配でお預かりして、クリーニングから保管、返却までを担っています。
お客さまとの接点は2つあって、1つがECサイト「カジタク」と、もう1つがイオンなどの実店舗での販売です。
私自身はIT企画チームに所属しておりまして、AWSの保守や開発を委託しているベンダーさまと社内との橋渡しを行っています。自身でも開発修正などを担当していて、Amazon Connectまわりの仕組みの構築、改修など行っています。
―AWSのご利用はいつ頃からですか。
ECサイトを新たに作るタイミングで、開発会社の方が高信頼なAWSで作りたいということで導入したのが最初です。2018年くらいからになります。それ以降、ECサイトを中心にAWSで運用してきています。
―CloudCREWへの依頼の背景についてお聞かせください。
当初のパートナーからサイト運営を引き継ぐタイミングがありまして、そこで改めて保守契約を結んだ新たなパートナーからCloudCREWをご紹介いただいた、というのが直接の経緯です。タイミングとしては5、6年前、コロナ禍前後のことです。
レスポンスの速さと大手の実績、小規模体制では持てない監視運用を任せられる安心感
―CloudCREWに決めた理由はどのようなものでしたか。
開発会社からサービスの運営を引き継ぐ局面でしたので、まずはサービスを安定して運用していくこと、その体制を整えることが何よりも大切でした。ご紹介いただいた段階で、相談や問い合わせに対するレスポンスが早く、必要な対応もスムーズに進めていただけていたので、安心感が強くありました。加えて大手企業ですので、実績や体制面でも問題ないでしょうと、長期的にお任せできるのではと感じました。不安はまったくありませんでした。
―社内体制を踏まえて、運用面で課題に感じていた部分はありましたか。
それまでは、構築した会社がそのまま監視も全部対応されていました。引き継ぎとなると、社内のメンバーで監視まで賄うのは難しいだろうということで。社内は今と同じく2名でしたので、ほかの業務もいろいろある中で、そこまで手が回らないというのが正直なところでした。24時間365日の監視と、AWSの運用支援を外部にお任せできる体制が必要だったのです。
―ご要望に対して、CloudCREWからはどのようなご提案を受けたのでしょうか。
24時間365日での監視と、AWSの運用支援、その両方をご提案いただきました。監視のところはもちろんですが、AWSの簡単な操作でも、こちらで手が離せないときには相談できるということで、必要なところに着実に対応してもらえる体制を整えていただいた形です。
引き継ぎ時のブラックボックスをCI/CDで解消、サーバーレス化でコスト削減とセキュリティ強化へ
―2026年夏ごろに完了予定のCI/CD導入プロジェクトについてお聞かせください。
AWS CodePipeline(以下、CodePipeline)による自動デプロイを導入しています。CloudCREWとのお取引は2020年からスタートして監視運用を続けていただいているのですが、CI/CD導入の話は2025年から動き始めました。今は協力会社の方で導入テストをしていただいていて、2026年7月頃までには完了する予定です。
―CodePipelineの導入で、どんな効果を見込まれていますか。
ポイントは大きく2つです。1つはコスト面、もう1つはセキュリティ面ですね。
コスト面では、CodePipeline導入前は別のサードパーティーのデプロイツールを使っていて、そのデプロイツール用のサーバーが1台専用で立ち上がっている状態でした。CodePipelineを使うことでサーバーが1台不要になりますので、その分のコストが浮きます。概算では、システム全体のコストの約5%削減につながる試算です。
セキュリティ面では、サーバーで動いている時はサーバー自体の運用に対するセキュリティ対策、例えば日々の脆弱性が発見されたときのパッチ適用など、そういった負荷が常にかかっていました。CodePipelineを使うことでサーバーレスになりますので、脆弱性に対する監視運用の負荷が払拭されます。さらに、これまで使っていたサードパーティーのデプロイツールでセキュリティ的に少し気になっていた連携部分についても、より強化されたデプロイのやり方に切り替えられる。今回のタイミングでセキュリティ全体を底上げできるのも大きいですね。
―松井さまから見た、設計・構築面のこだわりはどのあたりですか。
引き継いだ時点ではよくわからない、ブラックボックス化していた部分がありました。バージョンアップなどセキュリティ対応の負荷が高くて、よく分からないので手を出しづらいというところもありましたので、これを機に分かりやすくしていきたいというのが一番でした。具体的な設計や構築はすべてCloudCREWにお任せしていまして、当社からは基本的な方向性を提示させていただいて、あとはプロにお願いしますという形で進めています。
―CloudCREWとの連携の進め方はどのようにされていますか。
必要に応じてツールですぐにやり取りもしますし、定期的にWebミーティングで確認しながら進めています。引き継ぎで分からない部分があっても、その都度相談できる体制が整っているので助かっています。
証明書更新の先回り復旧、年によっては数ヶ月かかったバージョンアップ作業からの解放
―CloudCREWに運用をお任せしてからの効果はいかがですか。
24時間365日でAWSの監視運用をお任せしているので、その分、社内では開発の方に注力できているのが大きいです。責任分解がきちんとできて、よりスムーズに業務へ力を入れられている感覚はあります。
サーバーのシステムだとどうしてもアップデートが結構な工数になってしまいます。毎年のことですし、社内的にはあまり価値のない作業のように見えてしまう。CodePipelineに切り替えることで、こうしたあまり価値のない作業がもっとシンプルになるであろうと期待しています。これまでもバージョンアップの度に、こちらは上げられたけれどあちらがうまくいかない、ということで時間がかかっていましたから。
―バージョンアップに、どのくらいの工数がかかっていたのでしょうか。
引き継いだ後、バージョンアップを保留した時期がありました。その部分の影響もあって、その後は負担がかかったこともあります。社内でも「バージョンアップいつ終わるの」というやり取りが続いていましたね。
―CloudCREWの運用面で印象に残っているエピソードはありますか。
すごく助かったのが、証明書の更新を失念していたときのことです。一時的にトップページが表示されなくなってしまったのですが、こちらが気づくか気づかないかぐらいのタイミングで、すでにサイトを表示できるところまで復旧していただいていました。お願いするまでもなく対応してくださっていたので、本当に助かりました。
監視のアラートで早く検知して、こちらが状況を把握する前にサイトの復旧を最優先で動いていただけたのです。何かしら仮説を立てて、気づいて事前に予防策を取ってくださる体制になっているのは安心できます。
―その他、CloudCREWへの率直な評価はいかがですか。
専門知識の部分はもちろんすごく助かっていますし、スピード感もありがたい。社内で頑張れば自前で対応する選択肢もあるかもしれませんが、現状は間違いなくお任せした方がいいと考えています。
AIの活用をAmazon Connectのお客さま対応領域から
―今後、AWSの環境でやっていきたいことはどのあたりですか。
やはりAIの活用をもっと大きく進めていきたいと考えています。分かりやすいところでいうと、Amazon Connectを使ったお客さま対応のあたりですね。CloudCREWには、AIの領域もぜひ相談していきたいと思っています。
引き続き、社内でやるべきことと外に出すべき部分を分けて考える必要があると思っていまして、社内のメンバーが集中すべき部分に集中できるようにする。そのために、CloudCREWのようなサービスを活用するのが一つの手かなと考えています。
―最後に、CloudCREWのマネージドクラウド for AWSは、どのような企業におすすめできるのか、お教えください。
社内のIT人材が限られている中で、ECサイトのような止められないシステムを安定して運用したい企業には、ぜひお勧めしたいです。引き継ぎ時に構成がブラックボックスになってしまっているような状況からでも、伴走しながら整えていただけます。専門知識とスピード感の両面で頼れるパートナーですので、社内が本来集中すべき仕事に時間を使えるようになるはずです。
AWSシステム構成図
AWS system configuration
AWSプロダクト
- AWS WAF (AWS Web Application Firewall)
- Amazon CloudFront
- Elastic Load Balancing (Application Load Balancer / ALB)
- Amazon API Gateway
- Amazon EC2 (Amazon Elastic Compute Cloud)
- Amazon RDS (Amazon Relational Database Service)
- Amazon S3 (Amazon Simple Storage Service)
- AWS CodePipeline
- AWS CodeBuild
- AWS CodeDeploy
- Amazon Connect
CloudCREWのご利用サービス
Related service
-
マネージクラウド for AWS
主要クラウド資格認定者による運用設計をベースに、監視体制の立ち上げに最適なエントリー・パッケージから、よりハイレベルな可用性を実現するカスタマイズされたパッケージまでそろえて、お客さまの運用効率化を支援いたします。
-
プレミアムサポート
定常的に発生する運用作業や障害二次調査など、毎月一定時間の範囲でAWS監視・運用業務をおまかせいただけます。また、予防保守やコスト削減に寄与するシステム最適化など、AWS導入効果をさらに高めるご提案にも対応可です。
-
AWS設計・構築代行
AWSでのシステム設計・構築・運用のベストプラクティス集である”AWS Well-Architectedフレームワーク”が提唱する5つの柱(運用上の優秀性、セキュリティ、信頼性、パフォーマンス効率、コスト最適化)にそって、AWS資格認定者が最適な環境を設計・構築いたします。
-
AWS請求代行
初期費用&手数料0円で利用できるAWS請求代行(リセール)サービス「アセスメントクラウド」では、AWS利用料の値引き、円建て請求書払いなど、AWS導入メリットを高める特典を揃えています。
CloudCREWは、GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社が提供するマネージドクラウドサービスです。AWS環境の設計・構築・運用監視・請求代行をワンストップで提供し、クラウド活用を推進する企業を支援しています。AWSアドバンスドティアサービスパートナーとして、お客さまのビジネス課題解決に向けたインフラ伴走支援を行っています。