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AWS監視入門:監視ツール Zabbix(ザビックス)とは?<2026年版>

24時間365日のAWS監視において重要な役割を果たすサーバー監視サービス/ソフトウェアですが、Amazon CloudWatch、Mackerelに並んで「Zabbix(ザビックス)」が人気です。本記事では、オープンソースの総合監視ソフトウェアであるZabbixの基本的な概要を解説いたします。

目次

「Zabbix」とは?

Zabbixは、オープンソースの統合監視ツールです。サーバー、ネットワーク、アプリケーションを集中的に監視することができます。多数のプラットフォームに対応しているため、システム全体をZabbixで監視することが可能です。

例えば、Windows、Red Hat Enterprise Linux、商用UNIXや、SNMPに対応したネットワーク機器および、IPアドレスを保持する機器が監視対象です。

「Zabbix」の費用

Zabbixはオープンソース・ソフトウェアとして開発されており、無料でダウンロードし、利用することが可能です。そのため、コスト削減につながります。オープンソースとは、ソースコードを公開し、多くの人が開発に携わり、どんどんバージョンアップしていく、共有材のようなものです。

「Zabbix」でできること

Zabbixでは、主に以下のことが可能です。

①問題の検出

Zabbixでデータが収集されるとすぐに、収集されたデータを評価するプロセスが開始されます。

監視対象ホストから受信したデータに対してデータの持つ問題の状態を提供します。

トリガーの閾値(しきいち)に達すると、トリガーの状態がOKからPROBLEMに変わり、データがしきい値を下回ると元に戻ります。

トリガーは閾値によって深刻度が分けられています。

深刻度 定義
未分類 深刻度が不明
情報 情報の目的
警告 警告
軽度の障害 軽度なことが発生
重度の障害 重大なことが発生
致命的な障害 災害(財務上の損失など)

②予測

Zabbixでは問題を予測する機能が利用できます。Zabbixは受信データの傾向を分析し、物事がどのように進む可能性があるかについての予測を構築し、ユーザーが積極的に行動できるようにします。

受信データをもとに問題を事前に予測できるというのは便利ですね。

③履歴データ分析

現在のデータステータスを、少し前に取得したデータステータスと照合します。

同様の期間を比較することができます。例えば、今週の月曜日と前の月曜日、または今日の午後と2週間前の期間を比較できます。

これは環境への負荷が均一でなく、月曜日の朝と火曜日の午後を比較しても貴重な情報が得られない場合に非常に便利です。

④異常を検出する

ヒステリシスは、着信データが単純な閾値を中心に変動しているときに発生する可能性のあるフラッピングを回避できる優れた機能です。

フラッピングとは、ネットワーク上の経路が短期間で頻繁に変更されることを言います。

ヒステリシスには上限と下限があり、上限に達するとトリガーを問題のある状態にし、取得したデータが閾値を下回るとトリガーを通常の状態に戻します。

⑤依存関係

どのIT環境でも、1つのノードでの障害が他の障害の原因である場合、多くの依存関係があります。

ディスク容量が不足すると、データベースが実行されているOSに障害が発生し、依存関係が拡大する可能性があります。

依存関係が構成されていない監視システムは、数十または数百の通知を生成し、これらすべてのシステムがダウンしていることを通知する数百または数千の電子メールを送信します。たくさんのメールを送信するのは負荷も大きくなってしまいます。

「Zabbix」による監視対象/監視項目

さまざまなプラットフォームに対応したZabbixでは、以下を監視対象、監視項目としています。

監視対象 監視項目
サーバー Web監視
ログ、Windowsイベントログ監視
プロセス監視
リソース監視
ポート監視
Ping監視
ネットワーク機器 SNMP監視
Ping監視
仮想サーバー ゲストマシンリソース監視
ハイパーバイザリソース監視

「Zabbix」のメリット、デメリット

Zabbixのメリットとデメリットをご紹介します。

メリット

多様なプラットフォームに対応

Zabbix Agentを導入することでより高機能な監視が実現できます。Linuxをはじめ、Windows、AIX、HP-UX等非常に多くのOSに対応しており、非常に幅広い環境に対応可能です。

他拠点分散監視

複数拠点に監視機器が点在する場合でもZabbix Proxyにより監視を統合管理可能です。監視設定や監視結果の確認は1カ所のZabbix Serverで完結するため効率良く管理できます。

デメリット

導入難易度が高い

Zabbixを導入するにあたって、サーバーの構築から始めなければなりません。Windowsであればコマンドプロンプトを使う手順もあり、コマンドに慣れていない担当者であれば苦労する可能性があります。

それ以外にもZabbixに必要なミドルウェアのインストール、各種設定など複雑な構築作業が必要となる点がデメリットです。

まとめ

今回は、監視ツール「Zabbix」についてご紹介しました。オープンソースソフトウェアであるため、無料で導入できるのがメリットだと言えるでしょう。

しかし、一方で自由度が高いがゆえに見やすいようにカスタマイズすることが大変というデメリットもあります。

自社でAWSの監視体制を構築・維持するのは、コストや人的リソースの面で非常に大きな負担となります。自社運用という選択肢もありますが、実際には業務負荷が増大し、本来注力すべき業務を圧迫しかねません。

そこで、本業に集中するためにも、Mackerel、Zabbix、CloudWatchなどを活用した「24時間365日対応」の外部監視サービスを導入し、効率的に体制を強化する方法を検討してみてはいかがでしょうか。

AWS MSP認定を受けたAWSパートナーであるCloudCREW byGMOでは、月5,500円(税込)からのAWS監視・運用代行サービスをご用意しています。監視・運用のお悩みは、AWSパートナーに気軽にご相談いただけます。

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当記事の監修

GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社が運営するCloudCREW byGMOでご紹介する記事は、AWSなど主要クラウドの認定資格を有するエンジニアによって監修されています。

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