導入事例
公開日:
3ヶ月に一度のトラブルがほぼゼロになり、心理的負担の軽減に成功。
より優先度が高い業務に取り組めるように
プランと料金、サポート体制が決め手。
エンジニアのAWSの技術力やコミュニケーションの誠実さを高く評価
Case study
HACラボ株式会社
- 業種
- ITサービス業
- 本社所在地
- 〒530-0044 大阪府大阪市北区東天満2丁目10番41号
- 公式サイト
- https://8296.jp/
- ソリューション
-
- フォトスタジオ「HONEY&CRUNCH」の運営
- Webサイト制作
- システム開発
- AWS移行
- AWS監視・運用
- マネージドクラウド for AWS
大阪天満宮からほど近くの場所にフォトスタジオ「HONEY&CRUNCH」を構えるHACラボ株式会社さま。フォトスタジオ運営だけでなく、クライアントさまのWebサイト制作やシステム開発も手掛ける同社では、自社のテスト環境やお客さまのWebサイトやシステムをAWS上に構築しています。
以前は別のパートナー企業にAWSの監視・運用保守を委託されていたものの、普段のコミュニケーションやヒューマンエラーなどに課題を感じ、この度はCloudCREWのマネージドクラウド for AWSをご契約いただきました。
今回のお取り組みのキーパーソンに、 CloudCREWのマネージドクラウド for AWSを導入いただいた背景と、取り組みで得られた成果についてお聞きしました。
CloudCREWを評価した理由
Reason to value CloudCREW
- 24時間365日のAWS監視・運用保守
- AWSの技術力に加え、担当者のコミュニケーションの質やスピードを評価
- 担当者の方と信頼関係を築ける、誠実さを感じるサポート体制
解決された課題
What CloudCREW resolved
- 3ヶ月に一度は発生していたサーバートラブルがほぼゼロに
- トラブルのたびに発生していた手間と時間がなくなり、工数削減に成功
- ヒューマンエラーのトラブルがなくなり、心理的負担も軽減
インタビュー
Interview
インタビュイー紹介
- HACラボ株式会社
大原 雄亮(おおはら ゆうすけ)氏 - 少数精鋭の開発チームを束ね、さまざまな業種のクライアントさまからのご要望にお応えし、Webサイトやシステムの開発を手掛けている。またチーム内で唯一バックエンドの知識、技術を持っていることから、クラウド環境の監視・運用保守を委託するパートナー企業との窓口を担っている。
※インタビュイーの所属、肩書などは取材当時のものです(2024年11月時点)。
クラウド環境のメリットは運用の柔軟性とBCP対策。
システム開発10年以上のプロがAWSを選ぶワケ
―貴社が考える、クラウド環境を導入することのメリットについてお聞かせください。
物理的なサーバーを借りてオンプレミス環境を構築した場合、たとえばCPUのスペックを変更したり、ハードディスクの容量を増やしたりと、細かな変更に対応しきれない場合があることがデメリットです。その一方でクラウド環境はインターネット上で簡単に設定を変更できたり、ストレージを追加契約できたりと柔軟に運用することが可能です。
また、昨今よく耳にするようになったBCP対策という観点でもクラウド環境は有効だと思います。たとえば災害が起きた際、オンプレミス環境ではサーバーに物理的な損害が発生すればネットワークに障害が起きるだけでなく、復旧できない可能性もあるのです。クラウド環境、特にAWSのような大手企業が運営するクラウドサービスプラットフォームであれば、たとえ日本で深刻な災害が起きても世界中に分散されたデータセンターが復旧に向けて迅速に対応してくれるという安心感があります。
こうした背景から、弊社では自社Webサイトのテスト環境やクライアントさまへ提供しているWebサイトをクラウド環境に構築しています。
ークラウド環境にAWSを選定した理由をお聞かせください。
Webサイトの制作やシステム開発に10年以上携わってきた経験から、さまざまなクラウドサービスプラットフォームの導入を検討してきました。その結果、AWSが一番情報を調べやすく、インターネット上で検索すればだいたいの問題は解決できる点を最も評価しています。やはり大手企業が展開し、多くの企業に導入されているサービスだからこそ、企業は安心してクラウド化できるのだと思います。
また、弊社のクライアントさまもAWSのサービス名は認知しており、「AWSで構築します」と伝えると安心していただける点も嬉しいですね。
ヒューマンエラーやいくつもの「おかしい」から、
パートナー企業さまの乗り換えを検討
ーAWSの監視・運用保守をパートナー企業へ委託されるに至った背景をお聞かせください。
もちろん弊社もAWSの監視・運用保守がどのような業務になるのかを理解はしていますが、24時間365日の体制は実現できません。万が一、夜中に重大なインシデントが発生すればクライアントさまのビジネスに悪影響を与えかねません。
また、社内のエンジニアはフロントエンドの経験は豊富なもののバックエンドには疎く、現状サーバー側を管理できるのは私だけだったのです。こうした背景から、GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社(以下、GMO-GSHD社)との取り組み以前から、別のパートナー企業さまにAWS上のシステム環境の監視・運用保守をお願いすることになりました。
ーCloudCREWのマネージドクラウド for AWSをご利用いただくに至った背景をお聞かせください。
以前のパートナー企業さまとの取り組みにはさまざまな課題がありました。たとえば、サーバー側でトラブルが起きた際に、私から可能性が高い原因を指摘しても「それは違います」と突っぱねられてしまい、トラブルの原因を隠そうとしているのではと不審に感じたのです。結局、そのトラブルは指摘した通りパートナー企業さま側の設定ミスで、同じようなトラブルが何度も積み重なっていきました。
もうひとつ「おかしい」と感じていたのが、AWSのログインパスワードを共有いただけず、コントロールパネルにログインさせてもらえなかったことです。初めてのAWSの取り組みだったので「そういうものか」と思い込んでいたのですが、一般的なことではなかったようです。そのため、パートナー企業さまから請求書が届いてもAWSの料金部分が正しい数字なのか、確かめることができませんでした。
こうした背景から、パートナー企業を選定し直すことを決断したのです。
決め手はプランと料金、サポート体制。
やり取りから担当者の誠実さを感じた
ーパートナー企業の選定はどのように進行しましたか。
GMO-GSHD社を含め、合計3社のシステム環境の監視・運用保守サービスを比較検討しました。その際は、プラン内容に対する料金とサポート体制で比較検討しています。
まずプランと料金ですが、GMO-GSHD社の監視・運用保守サービスよりも低コストな他社サービスはありました。しかし、AWSに関する技術力だけでなく、担当者の方のコミュニケーションの質やスピードが料金に対して質が高いなと感じたのです。
サポート体制については以前に感じた課題もあり、担当者の方と信頼関係を築けるかがポイントでした。実際に3社の担当者の方とそれぞれお話し、サービスのご提案を受ける中でGMO-GSHD社のサポートが一番弊社にあっていると感じたのです。
たとえば営業担当者の方との打ち合わせでエンジニアにしか分からない、難易度の高い質問をしたところ、「おそらく〇〇ですが、念のためエンジニアに確認を取ります」との返答がありました。そこから担当者の方の誠実さを感じました。
何度かお打ち合わせを重ねる中でプラン内容に対する料金と、サポート体制が決め手となってCloudCREWのマネージドクラウド for AWSの導入を決定しました。
ビジネスチャットや進捗管理ツールでストレスなくやり取り。
技術的な質問にも違和感なく対応
―CloudCREWのマネージドクラウド for AWSのご活用はどのように進行しましたか。
以前のパートナー企業さまとのコミュニケーションの問題で難航しつつも、GMO-GSHD社のエンジニアの方にご協力いただいたおかげで無事に移行を完了することができました。
今回移行したのは、合計3つのAWS環境です。1つ目は自社Webサイトのテスト環境とクライアントさま数社分の企業アカウントを管理するAWS環境です。2つ目がEC事業を手掛ける企業さま、3つ目が介護医療を手掛ける企業さま、それぞれのWebサイト用のAWS環境になります。
以前のパートナー企業さまはメールでのやり取りだったので、どうしてもレスポンスに時間がかかっていたのですが、GMO-GSHD社とはビジネスチャットツールでやり取りでき、さらにプロジェクト進捗状況を管理するツールも活用いただいたため、クイックにコミュニケーションできました。すぐに回答が難しい内容でも、すぐに「確認します」と反応がもらえたので安心できています。
また移行前にDNSサーバー関連の設定ミスがあったと作業中に判明したのですが、イレギュラーにもかかわらずGMO-GSHD社のエンジニアの方に快くご対応いただき、とても助かりました。私自身エンジニアなので技術的な質問や要望が多かったのですが、まったく違和感なくやり取りできたと思います。
3ヶ月に一度は発生していたトラブルがほぼゼロになり、年間12時間の削減。
心理的負担の軽減にも貢献
―今回のお取り組みで得られた成果をお聞かせください。
以前の体制では3ヶ月に一度は何かしらのトラブルが発生していたのですが、GMO-GSHD社との取り組みで目に見えてサーバートラブルはなくなりました。トラブルが発生するたびに2〜3時間は対応にあたっていたので、年間で12時間は業務時間を削減できている計算です。
特にヒューマンエラーによるトラブルがなくなり、心理的な負担も軽くなっています。普段のコミュニケーションで回答を待つ間の不安さがなくなり、サーバーに割いていたリソースを私が本来取り組まねばならない業務に振り分けられていると実感しています。
ークライアントさまには、どのような成果をご提供できているでしょうか。
介護医療を手掛ける企業さまのケースでは、介護医療施設の拠点数と従業員数が増えてきたことで勤怠管理システムのデータ量が次第に大きくなり、AWS環境で専用サーバーを設定する必要が出てきました。おそらく以前の体制であれば、今回以上の手間がかかってしまい、展開までにより長い時間お客さまにお待ちいただいていたと思います。
しかしGMO-GSHD社のエンジニアの方には終始丁寧にご対応いただいたおかげでトラブルも無事に乗り越え、当初のスケジュール通り移行することができました。そして現在も問題なく安定稼働できているのも、マネージドクラウド for AWSのおかげです。
現状のクライアントさまにしっかりAWS環境を提供し、信頼関係を築いていきたい
―今後の展望をお聞かせください。
弊社はスタッフ数が少なく開発リソースが限られることから、ご紹介のみで案件をお受けしている状態が続いています。現状のクライアントさまとの取り組みにしっかり貢献すること、そして業務のストレスを軽減していくことに今後取り組んでいきたいですね。
また今回の取り組みを受け、私たちはWebサイトやシステム開発を扱ってはいるものの、やはり人と人、信頼関係がビジネスでは大事なのだと改めて実感しました。今後のビジネスでも、お付き合いするパートナー企業さんやクライアントさまとの信頼関係は大事にしたいですね。
―今回導入いただいたマネージドクラウド for AWSは、どのような企業におすすめできるでしょうか。
「なぜクラウドに移行すべきなのか分からない」「今、オンプレミスのサーバーだけど、クラウド移行に悩んでいる」といった悩みを抱えている企業の情報システム部門の方こそ、ぜひ一度相談してみるべきだと思います。GMO-GSHD社のサポートは手厚く誠実なので、基本的なことでも丁寧に教えてもらえるはずです。
AWSシステム構成図
AWS system configuration
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